車両モデルなどのMOD作成で重宝して使用しているツールを幾つか紹介します。
Spark IMG Editor
imgファイルを編集するソフトです。このツールに含まれている
SparkCS.exe が本命で、これはコマンドでimgファイルを操作が出来ます。何がいいかというと、固定のファイルを何度も書き換える場合の用途に限りますが、予めスクリプトを作成する事で手軽に且つ素早く目的のファイルをimgファイルに取り込むことができます。モデル作成途中でゲーム内での動作確認を何度もするには重宝すると思います。
使用方法は詳しく説明するまでもないと思うので、簡潔に例を載せて説明します。
SparkCS.exeで使われるコマンドを記述したファイル、
script_vmaxを作成し、その作成した
script_vmaxを
SparkCS.exeで起動した時に実行させるような
batファイル、
vmax.batを作成します。以下がその内容です。
<script_vmaxの内容>
-open "D:\game\GTA San Andreas\models\gta3.img"
-import "E:\data\3d_model\gta_sa\vmax\wayfarer.dff"
-import "E:\data\3d_model\gta_sa\vmax\wayfarer.txd"
-import "E:\data\3d_model\gta_sa\vmax\wayfarer.ifp"
-save
-close
<vmax.batの内容>
@echo off
sparkcs.exe -script "models\test\script_vmax"
これが作成できた状態で
batファイルを実行させると指定したファイルがimgファイルに自動で取り込むようになります。わざわざimgファイルを編集するソフトを起動して、imgファイルを選択して、インポートするファイルを指定して・・・といった一連の操作が一発で済むので、手間が省けて楽になると思います。
注意する点は、ファイルを指定するパス名に日本語が含まれていると正常に動作しないと思うので、日本語を含ませない事、コマンドを記述したファイルは
SparkCS.exeと同じ階層に置く事です。
GGMM - GTA Garage Mod Manager
車両と武器のインストールを支援するソフトです。dffやtxdのインポートのほかにhandling.cfgやcarcols.datなどその他の設定の追加を容易にしてくれます。更にいい機能として、簡単にモデルファイル毎にバックアップが作成できる事です。何か不具合があった時に、すぐに個別に戻せたりできるので非常に便利です。
Window Mode/Coordinates Display
GTAをウインドウ化するソフトです。GTAの場合、何かの不具合でハングアップした時にフルスクリーンだとOSもろとも道連れするのが多いのと、alt+tabで元に戻るのが困難になる場合が多く何かと不便なので、特にMOD作成の場合、いろいろと問題が発生する要因が多いのでウインドウモードでプレイ、又は動作検証をおすすめします。