Crysis の記録

　メーター機能について検証してみたところ、改造パーツにつけたメーターはちゃんと正常に動作しましたが、元からあるメーターを取り外すことがきできず、元のメーターの針と付け加えた改造パーツのメータの針とがダブって表示されてしまいとても不自然な状態に。carcols.meta の <turnOffBones> で dials のポーンを指定しても、ちゃんとオフになってくれない。どうにかならんものかとゴチャゴチャとうやってみたところ、あんまりいい方法じゃないけど、なんとかなりそうです。

　何をしたかというと、<turnOffBones> で dials のボーンが削除ができないのなら、削除できるボーンにメーターのモデルを入れてみて、そこで元のメーターの針が削除されるのかどうか、改造パーツをつける前のデフォルトの状態で、メーターとしてちゃんと機能するのかどうかを試してみました。
　取り敢えずになもいじらないデフォルトの状態でのメーターの動作を確認すると、ちゃんとメーターの針は動いていました。次に、改造パーツをつけてみて確認をしてみると、元のメーターの針は消え、改造パーツついているメーターの針のみ表示されるようになりました。取り敢えずは、これでやってみるかなぁ。まぁ、正しいやり方じゃないので、なんらかの不具合が発生しそうなのが怖い。

　ウインカーの方がどうしようもないので、デフォルトで付いているウインカーのみ動作可能で、改造パーツのウインカーは点灯や破壊できないただのモデルのみになりそうです。

　900 MHR のパーツが流用できるので、新規に作成するのは、カウル類・タンク・ホイール・メーター周りくらいかな。カスタムの有無は、悩み中。フロントのカウルを取り外した時に、メーター周りの場所を変更してすっきりさせたいのですが、GTA V の仕様上無理っぽいのですよね。GTA V ではメーターの針がが動くようになっているので、メーターを移動させた先でちゃんと機能するようにしたいのですが、ちゃんと動作するかは不明。以前、ウインカーの位置変更でテストした時は、取り外すのは出来ても点灯する光源が移動できず凄く不自然になっていましたので、こういう機能系のパーツは場所を移動させて正常に動作させるのは無理なのかな。

　やっとできました。去年の7月終わりくらいから資料集めを始めて、完成するまでに9ヶ月以上かかったのかな。さくっと作る予定だったのに、ダラダラと作業を進めていたので、えらい時間がかかってしまった。まぁ、時間がかかるのは毎度の事なんですがね。

Ducati 900 MHR

download ( 5_900mhr_v1.0.rar 26.6MB )

　OpenIV Package format が 2.1 になってから、XML コマンドが使えるようになったので、設定ファイルのテキスト編集がしやすくなっていいですね。データの編集箇所が XPath で指定できるのでとても便利です。
　車両 MOD でも OIV パッケージを採用したものが増えればいいんですけど、バイク MOD しかみてませんが、採用しているのはほぼ皆無。便利なのに･･････、もっと普及して欲しいなぁ。

OpenIV Documentation Wiki

　ダートマップの作業は終わったので、LOD モデルのチェックをしつつ、他の箇所で問題がないかを 3D モデル全体のチェックをしているところです。この後は、vehicles.meta などの設定ファイルでの一人称視点の位置や、その他もろもろの設定の調整、oivインストーラーの作成、そして、MOD のパッケージング作業が終われば、Ducati 900 MHR の MOD は完成となりそうです。

　アルファ抜きのデカールを作成する時の注意点

• 　シェーダーを vehicle_lights にする。vehicle_badges だと、図1 のように焼け跡のテクスチャがデカールの部分に表示されないので、vehicle_badges は極力使わない。（ノーマルマップを使用したい場合は、vehicle_badges を使う）


• 　vehicle_lights のシェーダーを使用する時は、vehicles.meta にある diffuseTint value の箇所の設定値 0x00FFFFFF にする。これ以外の設定値にすると、図2 のようにアルファ抜きされるべき箇所が、黒く目立って見えてしまう。


• 　Zmodeler3 上で、Material Properties > Mask > Texture Maps で指定する画像を、真っ黒の画像にする。vehshare.ytd に black.dds があるので、これを使用する。vehicle_genericmud_car.dds または、黒以外の画像を指定するとGTA V のゲーム内で車両が汚れたときに、図3 のようにアルファ抜きされるべき箇所が、黒く目立って見えてしまう。