S.T.A.L.K.E.R. の記録

　日本語フォントセットをアップデートしました。一部のフォントに影をつけて明るい場所でも見えるようにしました。左の画像にあるような感じになります。フォントサイズも少し大きくしたのでより視認性は向上しましたが、環境によっては大きすぎて見辛くなっているかもしれません。

STALKER Clear Sky 日本語フォントセット ver 1.01

download (stalker_cs_jpfont.7z 2.69MB)

　以前の記事で発光するMaterialのShaderは真っ白く光るだけで色つけられないとありましたが、少し弄ってみたら色もつけられるし、テクスチャを貼った状態でも発光させる事ができました。ただ、現状だとアルファ抜きが出来ないので照準などには使えなさそうです。
　STALKERの場合、詳細なモデルが作成できないという欠点があるのでポリゴンで細かい点や線を表現するにしても作成する事ができません（各頂点との間の距離が0.10cm以下の場合だと頂点同士がくっついてしまう）。

　まぁ、色が着けれるという事でDetectorで気になっていたランプ部分をより発光して見えるようにしてみました。

Detector MOD ver 1.0

download (cs_detector.7z 230KB)

　Downloadセクションに過去の作成物をまとめました。
　gosuke weapon mod 3(Mosin Nagant M1891/30)で武器説明の日本語訳ファイルが入っていなかったのを修正しました。修正版と差し替えたつもりが忘れていました。指摘してくださった方有難うございました。そして遅くなりすいませんでした。

　Clear Skyのデフォルトのショットガンのモーションがいまいちな感じがしたので、よりはっきりとポンプアクションの動作がわかるようにしました。射撃モーションは2種類あり、デフォルトのモーションに近いタイプとよりポンプアクションの動作が見えるタイプがあります。下にある動画を参考にしてください。

gosuke weapon mod 4 ver1.0

download (gosuke_weapon_mod_4.7z 136KB)

STALKER Clear Sky - Winchester 1300 (サンプル動画）
http://www.youtube.com/watch?v=2UZ2fEDRCk4


　Clear SkyのMaterialをチェックしてみました。前作SoCでは透明系のShaderを一部のダイナミックオブジェクトに使用するとモデルの位置がずれてしまうという不具合があったので、それが改善されているか調べてみると…左の画像にあるようにずれたままでした。発光するShaderは一部ずれが修正されていましたが、真っ白く光るだけなのでいまいち何かに使用するとしてもアレだなぁ。せめて透過するか色を着ける事ができればいろいろと応用して使用できるのに。

光るナイフ

download (cs_knife.7z 106KB)

　Clear Skyの武器作成をしてみました。下のリンクにあるYoutubeの動画でゲーム中での様子を見る事が出来ます。新規にモーションを追加する事は出来ませんでしたが、既存のモーションとの置き換えなら自前のモーションをゲーム中に使用させる事ができました。SoC用のomfファイルをCS用に変換したやり方がうまくいってないのか、新規に追加したモーションが認識してくれませんでした。また、ひとつのモデルに対して登録できるomfファイルが4つまでとSoCでは制限があったりとするので、カスタムモーションを含む武器モデルの作成はCS用のomfファイルなどが作成できるツールがリリースされるまでは作成は無理な感じです。最悪そういったツールがいっこうにリリースされない場合は、元からあるあまり重要ではないモーション（例えばアイドル状態の時に銃をいじったりするモーションとか）を犠牲にしてカスタムモーションを作成していく事になるのかなぁ。

　CSは手のみのモデルと武器のみのモデル、手のモーションと武器のモーションと分かれており、手のモデル、武器のモデルに使用するモーションが登録されています。（前作SoCの場合はひとつのモデルに武器と手のモデル、モーションが含まれていました。）武器のモーションの場合は、その武器に対してのみモーションが登録してあればよいのですが、手のモーションの場合は8つある手のモデル（各ファクション用のモデル）全てにモーションを登録しないといけません。また、手のモデルの場合は他の武器でも使用されるので、それぞれの武器で使用される手のパートのモーションが登録されています。

　こういった作りでは武器のみを置き換える場合は比較的楽にできますが、新規にモーションを追加する場合は面倒臭そうです。新規にモーションの枠を作成して手のモデルに登録した場合、他のMODとのマージを考えると気軽にマージできるというわけでもないし。既存のモーション枠はいじらず、元からあるモーション枠に自分のモーションを追加していくのもよいかなと思ったのですが、各MODDERでモーションの割り当てが決まっていればよいですが、同じモーションでかぶってしまった場合はそれはそれで面倒であるし、かりに武器MODを作成する人が大幅に増えた場合、38までという上限が発生してしまいます。もっともひとつのomfファイルに登録できるモーション数などあったりしたらその上限もさらに低くなってしまいますが。メモ帳などで簡単に使用するモーションが追加削除できればよかったのになぁ。

　まぁ武器のみを置き換える場合はモーションを作成する必要はなくなったので、武器の種類を増やしやすくなっているのかな。ただ、元からあるモーションを使用するので、ある程度、武器の形や構造が似ているものを選ばないと、見た感じが不自然になってしまいますが。下の動画や横の画像にあるUMP45はモーション部分は既存のものmp5のを使用しており全くいじっていません。武器モデルのみ追加してみました。これは参考用にという事でCounter-Strikeのモデルを拝借しました。また、これをリリースする予定はありません。GP100も武器モデルだけ追加してみましたが、これは握り方があうのがなかったので浮いてしまっています。

　CS用にリリースを予定しているのはMosin Nagant M1891/30（スコープ無し）とSturm Ruger GP100 です。どちらが先かはまだ決まっていません。Mosin Nagant M1891/30 はテクスチャを作成しなおしたい気持ちもありますが、そうなると結構時間かかりそうだなぁ…。Winchester1300のモーションも何か気になったので手っ取り早くこれを修正したものでもつくろうか、はたまた、全く別の新しい物を作成するか…考え中です。

　そういえばCSではDOFの効果が新機能としてありますが、手前にある物体をぼかす様子がちょっと変ですよね。物体の境目がはっきりしたままに…。他の部分がボケている分くっきり具合が際立て目立ってしまっています＾＾；

STALKER Clear Sky - Weapon test (Youtube)
http://www.youtube.com/watch?v=gtGBwu_x5pc

　ゲームラボ11月号（10月16日発売）のMOD秘宝館というコーナーでGrand Theft Auto: San Andreas の武器MOD作成の解説記事を書きました。興味を持たれた方は是非書店へどうぞ。

　解説記事を書くにあたって作例として武器MODのジャイアント・バズーカを作成しました。ロケットランチャーとの置き換えになる武器MODです。ダウンロードは、こちら　ジャイアント・バスーカ　からどうぞ。また、その作例のGmax用のサンプルファイルもダウンロードができます。

　Clear Sky を日本語化した際に起きる不具合として特定の文字を含むアイテムを拾うと強制終了してしまう現象がありますが、この原因となる特定の文字がアイテム名の末尾にこなければ強制終了はしないようです。全ての文字で検証したわけではないので確定とはいえませんが、強制終了の原因になる文字列の後ろに適当な文字（半角スペース以外）をいれておけば回避できます。なのでアイテム名の末尾に全角スペースをいれておけば、この特定文字による強制終了はスムーズに回避できると思います。一つ一つ強制終了となる原因の文字を探して検証していくのも面倒ですから、取り敢えず全部のアイテム名の末尾に全角スペースをいれておけばOKなのかな…？＾＾；　一応今のところ判明している強制終了の原因となる文字は、「機」「プ」「ブ」です。

　この解決方法はFontMakerの作者様より教えていただきました。便利なツールの作成や有益な情報に感謝です！

　強制終了回避の例は以下の様になり、赤い四角は全角スペースを表していて、これを末尾に入れます。

st_items_weapons.xml

<string id="st_addon_scope">
    <text>PSO-1 スコープ□</text>
</string>
<string id="st_addon_scope_descr">
    <text>最も一般的なソ連製のスコープ。ワルシャワ条約機構加盟国で標準化された銃のマウントベース、通称ドーヴテイルマウントに装着できる。</text>
</string>